ヨダ ケイコ
Yoda Keiko
余田 敬子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【あなどれない扁桃・扁桃周囲病変の診断と治療】慢性扁桃炎・舌扁桃による咽頭異物感 |
掲載誌名 | 正式名:ENTONI ISSNコード:13462067 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)全日本病院出版会 |
巻・号・頁 | (220),69-72頁 |
著者・共著者 | 余田 敬子† |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/06 |
概要 | のどに物がつまった感じ、ひっかかった感じ、当たっている感じ、などの咽頭異物感は、咽喉頭異常感の表現型の中で最も頻度が高く、慢性扁桃炎、舌扁桃肥大、舌扁桃炎の主症状でもある。慢性扁桃炎による咽頭異物感は、慢性咽頭炎、咽喉頭アレルギー、咽喉頭カンジダ症による異物感に比べて保存的治療による改善率が高く、口蓋扁桃摘出術による異物感の改善率も高いことが文献により示されている。舌扁桃肥大は50歳代の女性に多いが、口蓋扁桃摘出術後例に生じる場合もある。急性舌扁桃炎は、扁桃炎の中では頻度は低く、かつ症状も通常は軽微で、また部位的にも見過ごされやすいが、稀に舌扁桃蜂窩織炎や喉頭蓋炎・喉頭蓋膿瘍を併発する場合があるため注意を要する。咽頭異物感を訴える患者の診察では、慢性扁桃炎、舌扁桃肥大、舌扁桃炎も鑑別診断の念頭におき、口蓋扁桃の細菌検査や、内視鏡検査による舌扁桃の観察を行うべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2018310353 |