イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | レーザースペックルフローグラフィを用いた網膜中心静脈閉塞症における虚血性変化の評価 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:03705579/18821308 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 71(10),1601-1607頁 |
著者・共著者 | 小川 友紀, 小暮 朗子, 古泉 英貴, 三上 侑利子, 飯田 知弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2017/10 |
概要 | 目的:網膜中心静脈閉塞症(CRVO)の血流動態をフルオレセイン蛍光造影(FA)とレーザースペックルフローグラフィ(LSFG)を用い検討した。対象と方法:対象は経過観察中にFAで無灌流領域(NPA)を認めたCRVO症例11例11眼,平均年齢62.8±10.4歳,男性6例,女性5例である。FAでNPA面積を算出し,LSFGでは視神経乳頭部mean blur rate(MBR)を測定した。初診時および最終観察時の10.2±13.3ヵ月後におけるNPA面積の変化量と視神経乳頭部MBR変化率の関連を検討した。結果:FAのNPA面積は,平均7.4±10.4disc area(DA)(初診時)から27.8±16.9DA(最終観察時)と有意に増加した(p<0.01)。視神経乳頭部MBRは,初診時と比較して,平均73.7±14.8%(46.1〜93.7%)に低下し,NPA変化量と視神経乳頭部MBR変化率には負相関があった(r=-0.47 p<0.05)。結論:視神経乳頭部MBR低下は,網膜内循環血流量の低下を表し,NPA面積拡大に関連した。LSFGを用いることで,CRVOの虚血性変化を評価できることが示された。(著者抄録) |
文献番号 | 2017404414 |