マルコ イチロウ   Maruko Ichirou
  丸子 一朗
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Unilateral acute idiopathic maculopathyの眼底自発蛍光および光干渉断層血管撮影 UAIMのFAFとOCT angiography
掲載誌名 正式名:眼科
ISSNコード:00164488
掲載区分国内
出版社 金原出版(株)
巻・号・頁 59(4),449-456頁
著者・共著者 花田 真毅, 丸子 一朗, 古泉 英貴, 飯田 知弘
担当区分 2nd著者
発行年月 2017/04
概要 35歳女。1週間前からの右眼偏視および視力低下を主訴とした。右眼視力は0.5(0.9)であった。右眼底には中心窩を含む黄斑耳側に約1.5乳頭径大の黄白色斑を認め、フルオレセインおよびインドシアニングリーン蛍光造影ではともに病変部は初期から低蛍光、その周囲は初期から後期にかけて過蛍光を呈していた。光干渉断層計(OCT)で網膜色素上皮(RPE)に肥厚と不整がありellipsoid zoneが消失していた。眼底自発蛍光(FAF)は病変部に一致して過蛍光を認め、光干渉断層血管造影(OCTA)では脈絡毛細血管板(CC)レベルで病変部に低輝度所見を認めた。自覚症状は徐々に改善し1週間後には矯正視力(1.2)となり、感染症など原因は特定されずUnilateral acute idiopathic maculopathyと診断した。OCTでRPEの肥厚範囲は縮小し3ヵ月後にはellipsoid zoneも回復し、FAFでは過蛍光所見の減弱と縮小を認めた。OCTAではCCレベルでの低輝度所見は縮小し、3ヵ月後には病変部周囲とほぼ同輝度となった。
文献番号 2017221752