マルコ イチロウ
Maruko Ichirou
丸子 一朗 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臨床報告Selected 網脈絡膜疾患における光干渉断層血管撮影と蛍光眼底造影との有用性の比較 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:03705579/18821308 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 71(5),651-659頁 |
著者・共著者 | 野崎 実穂, 園田 祥三, 丸子 一朗, 飯田 知弘, 坂本 泰二, 辻川 明孝, 小椋 祐一郎 |
発行年月 | 2017/05 |
概要 | 目的:網脈絡膜疾患に対するフルオレセイン蛍光眼底造影(FA)と光干渉断層血管撮影(OCTA)の臨床的有用性の比較。対象と方法:4施設の共同研究として,3種類の眼底疾患のいずれかがある同一患者にFAとOCTAを行い,病変検出率,検査時間,副作用を検討した。91例109眼が本研究の対象になった。男性51例,女性40例で,年齢は38〜90歳,平均69.8±10.3歳である。内訳は糖尿病網膜症43眼,網膜静脈分枝閉塞症33眼,滲出型加齢黄斑変性(AMD)33眼である。結果:FAとOCTAによる検出率は,糖尿病網膜症の毛細血管についてはそれぞれ100%と97.4%,無灌流については63.7%と100%,網膜静脈分枝閉塞症での無灌流については81.0%と100%,AMDでの脈絡膜新生血管については87.9%と96.8%であった。検査時間はFAよりもOCTAが有意に短く(p<0.001),副作用はFAでは5例に生じ,OCTAでは皆無であった。結論:FAとOCTAによる病変検出率はほぼ同等であった。検査時間はFAよりもOCTAが有意に短く,副作用はOCTAでは皆無であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2017208879 |