イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫を対象としたTenon嚢下投与によるWP-0508ST(マキュエイド眼注用40mg)の第III相試験 |
掲載誌名 | 正式名:あたらしい眼科 ISSNコード:09101810 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカル葵出版 |
巻・号・頁 | 35(10),1418-1426頁 |
著者・共著者 | 小椋 祐一郎, 飯田 知弘, 伊藤 雅起, 志村 雅彦 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2018/10 |
概要 | 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫患者50人を対象に、WP-0508STの有効性および安全性を検討するため多施設共同非遮蔽非対照試験を実施した。WP-0508ST 20mgをTenon嚢下に単回投与し、投与後12週とスクリーニング時の中心窩平均網膜厚の変化量を比較した結果、平均値は-150.0μm、95%信頼区間は-200.9〜-99.1μmであった。本治験において、あらかじめ有効性の基準として設定した95%信頼区間上限の-100μmとの差は1μm以内であり、平均値では十分な改善効果が認められ、中心窩平均網膜厚ではスクリーニング時と比較し有意な減少が示された。投与後12ヵ月までのおもな副作用は、眼圧上昇(14.0%)、結膜充血(12.0%)、結膜浮腫(10.0%)、血中コルチゾール減少(10.0%)および血中トリグリセリド増加(8.0%)であり、水晶体混濁の発現率は4.0%であった。いずれも軽度または中等度であり、外科的処置は行われなかった。以上より、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫患者におけるWP-0508STの有効性および安全性が確認された。(著者抄録) |
文献番号 | 2019077628 |