イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | チーム医療が奏功した糖尿病患者の角膜潰瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:18825176 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 眼科臨床紀要会 |
巻・号・頁 | 11(9),668-672頁 |
著者・共著者 | 高地 貞宏, 篠崎 和美, 岸 聡子, 二橋 まつ子, 岡本 明子, 飯田 知弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2018/09 |
概要 | 背景:糖尿病患者の角膜障害は知覚低下、易感染性、基底膜異常やドライアイなどの背景因子に加え、治療へのアドヒアランスが悪く治療に苦渋することも多い。今回チーム医療による治療が功を奏したと考えられた糖尿病患者の角膜潰瘍の1例を経験したので報告する。症例:75歳男性。糖尿病網膜症、眼内レンズ挿入眼、兎眼、虹彩炎でかかりつけ眼科で加療中だった。内科入院中に右角膜潰瘍で当科初診となった。内科退院前には角膜潰瘍も縮小傾向だったが、退院後症状は悪化した。自己点眼の徹底は困難と考え、家族にも点眼など治療への介助を依頼していたが、指示どおり実行されず増悪した。主治医の説明に加え看護師も積極的に介入し、本人と家族へ点眼指導、心理的ケアも行った。その後本人と家族の治療へのアドヒアランスが向上し右角膜潰瘍は改善した。結論:糖尿病患者の角膜潰瘍の治療へのアドヒアランスの向上へのチーム医療の重要性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2019076474 |