イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 0.005%ラタノプロスト点眼液による正常眼視神経乳頭および脈絡膜循環の変化 |
掲載誌名 | 正式名:あたらしい眼科 ISSNコード:09101810 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカル葵出版 |
巻・号・頁 | 35(8),1133-1138頁 |
著者・共著者 | 萩原 蓉子, 小暮 朗子, 小暮 俊介, 高橋 洋平, 江村 純子, 竹下 恵理, 飯田 知弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2018/08 |
概要 | 目的:0.005%ラタノプロスト点眼液による正常眼視神経乳頭部および脈絡膜の血流動態に及ぼす影響を検討した。対象および方法:対象は健常人14例14眼。片眼に0.005%ラタノプロストを点眼し、点眼前および点眼2時間後に眼圧、血圧、眼灌流圧、またレーザースペックルフローグラフィー(LSFG)を用いて視神経乳頭部および黄斑部の血流値を測定した。結果:平均眼圧は、ラタノプロスト点眼前後で14.7±1.8mmHgから13.2±1.9mmHgへ有意に下降した(p<0.01)。平均血圧および眼灌流圧は点眼前後で有意な変化がなかった。LSFGによる血流値は、ラタノプロスト点眼前後で、黄斑部MBR、視神経乳頭MA、MVおよびMTすべの部位において有意に上昇した(それぞれ点眼前10.9±4.1、23.0±4.0、46.3±9.2、12.7±3.0から点眼後11.3±3.91、24.7±3.5、49.9±9.9、13.6±3.0。すべてp<0.05)。眼灌流圧変化率と眼圧変化率には有意な相関を認めなかった。結論:0.005%ラタノプロスト点眼液は眼圧下降効果のみならず、眼圧非依存性の血流増加作用がある可能性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2018387982 |