イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | OCT angiographyによる正常眼の視神経乳頭下方における脈絡膜血流描出 |
掲載誌名 | 正式名:眼科 ISSNコード:00164488 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 金原出版(株) |
巻・号・頁 | 60(6),645-650頁 |
著者・共著者 | 西野 玲子, 丸子 一朗, 河野 泰三, 飯田 知弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2018/06 |
概要 | <文献概要>目的 光干渉断層血管撮影(OCTA)は網脈絡膜血流を非侵襲的に描出可能であるが,脈絡膜深層における脈絡膜中大血管の血流描出には限界がある。今回我々は広角OCTAを用いて正常眼の眼底後極部を観察し,視神経乳頭下方の脈絡膜血流描出について検討した。方法 対象は正常眼13例22眼(男性10例,女性3例,平均41.1歳)。全例スウェプトソースOCTA(PLEX Elite 9000,Zeiss社)を用いて黄斑部および視神経乳頭を含む12×12mmの範囲を撮影した。中心窩において網膜色素上皮下縁から150μm後方にセグメンテーションラインを手動で移動させた際の黄斑部および視神経乳頭下方における脈絡膜血流を評価した。結果 全例で黄斑部および視神経乳頭を含む鮮明なOCTA画像を撮影可能であった。脈絡膜血流に関しては手動でセグメンテーションを移動した状態で黄斑部では血流は描出できなかったが,視神経乳頭下方領域においては全22眼(100%)で脈絡膜中大血管内の血流が描出され,平均描出範囲は13.8±7.1視神経乳頭面積であった。結論 広角OCTAによって黄斑部だけでなく,視神経乳頭を一度に観察できた。脈絡膜の薄い視神経乳頭下方領域ではセグメンテーションを手動で脈絡膜側に移動させることで脈絡膜中大血管内の血流が描出可能である。 |
文献番号 | 2018298561 |