イイダ トモヒロ   Iida Tomohiro
  飯田 知弘
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 非感染性ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫を対象としたTenon嚢下投与によるWP-0508ST(マキュエイド眼注用40mg)の第III相試験
掲載誌名 正式名:あたらしい眼科
ISSNコード:09101810
掲載区分国内
出版社 (株)メディカル葵出版
巻・号・頁 35(4),552-559頁
著者・共著者 後藤 浩, 志村 雅彦, 宮井 裕子, 飯田 知弘
担当区分 最終著者
発行年月 2018/04
概要 WP-0508ST(マキュエイド眼注用40mg)のTenon嚢下投与における有効性および安全性を確認するため、非感染性ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫を有する患者40例を対象に、多施設共同非遮蔽非対照試験を実施した。投与後8週における中心窩網膜厚のスクリーニング時からの変化量は、臨床的に有効であると判断される基準として設定した95%信頼区間の上限値-50μmを上回る改善であった。また、投与後12週までの中心窩網膜厚、最高矯正視力および炎症スコア(前房細胞数および前房フレア)の推移において、スクリーニング時と比較して有意な改善が認められた。おもな副作用としては、眼圧上昇(15.0%)、血中コルチゾールの減少(10.0%)および水晶体混濁進展(5.0%)がみられた。眼圧上昇例は眼圧下降薬の点眼または内服によりコントロール可能であった。水晶体混濁例は白内障手術に至ったが、視力予後は良好であった。WP-0508STは非感染性ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫治療の選択肢として有用であると考えられる。(著者抄録)
文献番号 2018280373