マルコ イチロウ
Maruko Ichirou
丸子 一朗 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 高齢で発見された脈絡膜骨腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:03705579/18821308 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 73(10),1259-1265頁 |
著者・共著者 | 梯 瑞葉, 丸子 一朗, 古田 実, 飯田 知弘 |
発行年月 | 2019/10 |
概要 | <文献概要>背景:脈絡膜骨腫の典型例は,若年女性に好発するとされ,経時的に網膜色素上皮の萎縮や骨腫部の脱灰が生じる。目的:68歳で発見された脈絡膜骨腫の非典型例の報告。症例:68歳の女性が人間ドックで右眼黄斑部の異常が発見されたため,当科を紹介され受診した。人間ドックは毎年受診していて,今までに眼底の異常は指摘されていなかった。所見と経過:右眼の矯正視力は1.2であり,右眼の黄斑上方に境界が鮮明で橙赤色の長径が4乳頭径大の隆起があった。脈絡膜血管腫が疑われた。フルオレセイン蛍光眼底造影では初期からブロックによる低蛍光を示した。光干渉断層計での断層像に減衰があり,超音波エコーで脈絡膜の隆起と高輝度があり,その後方にacoustic shadowがあること,CTで眼球壁に沿った高吸収像があることから,脈絡膜骨腫と診断した。結論:脈絡膜骨腫が68歳の女性の片眼に診断された。今まで毎年行われていた人間ドックで発見されなかったことは,網脈絡膜萎縮が軽度で,骨形成がCTでのみ証明されたことから,骨腫がまだ初期であったためと推定される。 |
DOI | 10.11477/mf.1410213283 |
文献番号 | TA04020009<Pre 医中誌> |