サイトウ サトシ
Saitou Satoshi
齋藤 聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 心室中隔穿孔に対するDavid-Komeda変法術後に急性呼吸促迫症候群で難渋した1例 |
掲載誌名 | 正式名:胸部外科 略 称:胸部外科 ISSNコード:00215252/24329436 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)南江堂 |
巻・号・頁 | 71(11),953-956-956頁 |
著者・共著者 | 勝部健†, 齋藤聡, 津久井宏行, 山崎健二, 新浪博士 |
発行年月 | 2018/10 |
概要 | 症例は61歳男性で、呼吸困難、嘔吐を主訴とした。救急搬送時には肺炎を合併しており、心エコー所見では左室前壁中隔の壁運動低下、心尖部心室中隔の穿孔(6mm大)と左室から右室への短絡血流を認めた。心室中隔穿孔(VSP)と診断して緊急心臓カテーテル検査を行ったところ、冠状動脈は左前下行枝が#7で閉塞しており、大動脈内バルーンパンピングを挿入して保存的加療を継続し、亜急性期にVSPに対する手術を行った。Dacronパッチを用いて直接VSPを閉鎖し、さらにDavid-Komeda変法に準じてウシ心膜を用いたinfarct exclusion法を行い、二重パッチとすることで強固に補強できた。術後、肺炎を契機に重症の急性呼吸促拍症候群を併発し、両側気胸も合併したが、ステロイドパルス療法を併用した呼吸器集中治療により救命できた。現在術後2年3ヵ月で社会復帰している。 |
DOI | 10.15106/j_kyobu71_953 |
文献番号 | 2019006549 |