ヒラマツ タケシ   Hiramatsu Takeshi
  平松 健司
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
招待の有無 招待あり
表題 心室中隔穿孔に対する手術の新しいテクニック
掲載誌名 正式名:東京女子医科大学雑誌
略  称:東女医大誌
ISSNコード:00409022/24326178
掲載区分国内
出版社 東京女子医科大学学会
巻・号・頁 87(4),117-121頁
著者・共著者 山崎琢磨†*, 平松健司, 山崎健二, 新浪博士
発行年月 2017/08
概要 【緒言】急性心筋梗塞(AMI)後の心室中隔穿孔(VSP)は急激な血行動態の悪化を伴い、未だに予後不良な緊急疾患である。そこで当科では左前下行枝(LAD)領域に責任病変のあるVSPに対して、術前に心電図同期CTで梗塞巣を把握し、アプローチやexclusionの範囲を決定している。さらに残存シャントを確実に防止し、左室機能を温存するためにdouble patch exclusion technique(DPET)を導入した。【対象】2015年9月から12月までに本術式を施行したVSP連続2症例を対象とした。AMIからVSP発症まで平均5日、VSP発症から手術まで平均1日であった。【結果】全例手術翌日に抜管し、IABPも抜去できた。ICU滞在日数は平均6.5日で、術後合併症も認めなかった。術後心エコーおよびMRAでは非梗塞心筋の良好な左室壁運動を認め、残存シャントは認めなかった。【結語】DPETはより確実に残存シャントを防止し、術後の心機能維持に効果的であると考えられた。(著者抄録)
DOI 10.24488/jtwmu.87.4_117
文献番号 2017360104