イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 情報誘導によるグリオーマ手術 |
掲載誌名 | 正式名:脳神経外科ジャーナル ISSNコード:0917950X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本脳神経外科コングレス |
巻・号・頁 | 15(5),384-395頁 |
著者・共著者 | 村垣善浩†, 丸山隆志, 中村 亮一, 伊関洋, 久保長生, 高倉公朋, 堀智勝 |
発行年月 | 2006/05 |
概要 | グリオーマの積極的摘出はいまだ議論が多い.Selection biasやpublication bias,さらに摘出度の評価法が異なることが主な原因と考える.他臓器転移が少なく,約90%が局所再発であることなどから,われわれは積極摘出の立場を採っているが,最小限の合併症との両立には科学的情報が必要である.神経学的合併症の原因は,(1)皮質損傷・(2)白質損傷・(3)血管損傷であるが,それぞれ,(1)高次機能に個人差があること,(2)解剖学的landmarkが欠如しており重要な神経線維同定が困難であること,(3)皮質動脈は切断による症状が予測困難で,穿通枝は保存する技術的な難易度が高いことなどが原因である.術中MRIやナビゲーションの解剖学的情報,覚醒下手術でのマッピングやモニタリング(MEP,SEPなど)による機能的情報は摘出率向上と合併症予防に有用であるが,各術中情報・検査の特性(偽陽・陰性や誤差)を理解したうえでの判断が必要である.これに組織学的情報や代謝情報を加えた多種情報による手術-情報誘導手術を紹介する.
シソーラス用語:MRI; 術後合併症; 術中モニタリング; *神経膠腫(外科的療法,画像診断,予後); 定位手術(有害作用); *脳腫瘍(外科的療法,画像診断,予後); 脳マッピング; けいれん性発作(病因); コンピュータ支援手術 医中誌フリーキーワード:頭部CT |
DOI | 10.7887/jcns.15.384 |
文献番号 | 2006209833 |