マルヤマ タカシ
MARUYAMA Takashi
丸山 隆志 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 解剖を中心とした脳神経手術手技 補足運動野近傍の腫瘍に対する外科治療 |
掲載誌名 | 正式名:Neurological Surgery ISSNコード:03012603/18821251 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 33(4),327-336頁 |
著者・共著者 | 山根文孝†, 加藤宏一, 落合卓, 丸山隆志, 村垣善浩, 池田昭夫, 堀智勝 |
発行年月 | 2005/04 |
概要 | Ⅰ.はじめに
補足運動野(supplementary motor area:以下SMA)に存在する腫瘍の摘出術について述べる.この部位の摘出においては従来より永続的神経脱落症状を残さない,あるいは残存してもごく軽微な症状であるとされている14,20,21).ただし,運動野に接して存在していること,また術後においてはしばしば難治なてんかん発作を合併することもあり,機能的によりよい予後を得るためには機能マッピングのみならず発作起始領域についても正確に同定しておく.SMA摘出によって生じる機能障害を補足運動野症候群(SMA症候群)と総称するが,SMA症候群の回復については,回復の期間や程度についての個人差が多く,症例によって差異を認める1,12,13). SMA近傍の腫瘍において,その摘出を前提とした脳機能マッピングにおいて問題となるのは,1)腫瘍周辺の詳細な位置関係,すなわち一次運動野およびSMAの正確な同定,2)皮質下線維の走行と腫瘍の位置関係,3)術中ナビゲーションの利用と摘出範囲の確認(根治性を高めるための術中MRIの応用),などである.以下,SMA野周辺の腫瘍に対する外科治療についてその現状と問題点について述べる. |
DOI | 10.11477/mf.1436100054 |
文献番号 | 2005150796 |