ヘンミ リユウタ   Henmi Riyuuta
  逸見 隆太
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 High-Resolution Mappingによる右房切開後Reentrant ATの電気生理学的新知見
掲載誌名 正式名:臨床心臓電気生理
ISSNコード:0285-1652
掲載区分国内
出版社 臨床心臓電気生理研究会
巻・号・頁 41,167-174頁
著者・共著者 逸見 隆太†, 江島 浩一郎, 柳下 大悟, 岩波 裕史, 樋口 諭, 萩原 誠久, 庄田 守男
担当区分 筆頭著者
発行年月 2018/05
概要 48歳、男性。44歳時に僧帽弁閉鎖不全症、卵円孔開存に対し僧帽弁形成、卵円孔開存閉鎖術施行(術中、右側左房切開、右房切開、上下大静脈脱血カニュレーション)。術後心房頻拍(AT)を繰り返し、4年後にアブレーション実施。入室時AT持続。High-resolution map(Rhythmia、Boston Scientific、USA)にて右房切開線前後を下行、切開線分界稜間は盲端、分界稜後方を上行するリエントリーを認め、下端伝導遅延部位の通電6秒でAT停止、同部位両方向性ブロック確認。洞調律復帰後、右房切開線前方のみの伝導を認めた。従来の3Dマップでは、右房切開線に伴うIRATは切開線前後のリエントリーと想定され、新しいRhythmia mapで分界稜を含む詳細なリエントリー回路の分析ができた。またvoltage mapは洞調律時に低電位を広範囲に認めたが、AT中は0.5mV以上であった。興奮前面時相の一致による加算効果と考えられ、いずれも従来法では分析困難な知見である。
文献番号 2018256143