ナンケ ユキ
Nanke Yuki
南家 由紀 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【骨代謝疾患治療における生物学的製剤の現状と将来への可能性】 抗RANKL抗体療法 |
掲載誌名 | 正式名:骨粗鬆症治療 ISSNコード:1347572X |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10(1),40-47頁 |
著者・共著者 | 南家由紀, 八子徹, 小竹茂 |
発行年月 | 2011/01 |
概要 | 骨粗鬆症や関節リウマチによる骨破壊などの骨代謝異常の病態には、破骨細胞による骨吸収が重要な役割を果たしている。その破骨細胞の分化、生存、機能にはRANKLが必須である。RANKLは1997~1998年にかけて同定された破骨細胞誘導因子であり、RANKLの作用低下は骨吸収を抑制し骨密度を増加させる。Denosumabは完全ヒト型抗ヒトRANKL中和抗体であり、半減期が長く、半年に一回の皮下注射で効果を示す。海外では骨粗鬆症に対する第3相臨床試験が終了し、優れた効果が報告され、わが国でも第3相臨床試験が進行中である。新たな骨粗鬆症治療薬として期待がもてる。さらに、関節リウマチに対する治験ならびに悪性腫瘍に伴う骨疾患に対するdenosumabの効果も治験が進行中であり、今後の結果が待たれる。(著者抄録) |
文献番号 | 2011190636 |