ナンケ ユキ
Nanke Yuki
南家 由紀 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【脊椎関節炎診療 従来の常識からの脱却を目指して】 腸炎性関節炎(Enteropathic Arthritis) |
掲載誌名 | 正式名:Modern Physician ISSNコード:09137963 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 30(12),1519-1524頁 |
著者・共著者 | 小竹 茂, 八子 徹, 小橋川 剛, 南家 由紀 |
発行年月 | 2010/12 |
概要 | ●わが国の炎症性腸疾患(IBD)の患者数は13万人を超え、年6,500人増加している。●IBDには末梢性および軸性(脊椎および仙腸関節)の関節炎を合併することがある。●わが国のIBDの関節炎合併は約10%とすると腸炎性関節炎患者は約1.3万人となり、しかも増加傾向にあると推測される。●わが国ではHLA-B27が低頻度のため軸性は少ない。●仙腸関節炎は注意深い問診と診察(仙腸関節刺激試験)を行う。●仙腸関節炎は単純X線写真では検出されないことが多いのでCTを、可能であればMRIを施行する。●潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病(CD)における軸性の関節炎に関しては今後、CTあるいはMRIによる検討が必要である。●診断困難な脊椎関節炎では腸管の検査を行う。●腸症状を増悪させるので非ステロイド系消炎鎮痛薬の使用はできる限り避ける。●生物学的製剤がCD、UCともに使用可能となり、関節炎への効果についてのわが国での検討が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | 2011061509 |