タテイシ ミノリ
Tateishi Minori
立石 実 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 学会託児所の設置に役立つ情報と今後の課題 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医大学会誌 略 称:東女医大誌 ISSNコード:0040-9022/2432-6178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 87(3),61-65頁 |
著者・共著者 | 西山圭子†, 小森万希子, 立石実, 松本卓子, 冨澤康子 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 医師は積極的に学術集会に参加し、自己研鑽に務めていくことにより、将来の活躍する道が開けてくる。学術書・雑誌を読むことが重要であるとともに、学会において質疑応答や討論の方法を学んだり、懇親会で人との交流をはかることも有益で貴重な経験である。専門医の取得にも学会参加または学会発表が必須となる科もある。女性医師が働き続けやすい環境を整備するためのポジティブ・アクションの1つとして、学術集会における託児所の設置が提案される。そこで、託児所の設置にあたり、集会開催校による準備に役立つ情報を集めた。託児所の利用状況は、利用数が少なかったり、逆にキャンセル待ちの状態であったりと学会によって違い、費用負担も様々である。既に実施している学会では、近隣医師との連携を含めた安全対策などにも工夫がみられる。今後、女性医師が増え、学会託児所は需要が増えてくるので、各学会は託児所設置に向けて、保育士と場所、そして予算の確保を行わなければならない。集会会場のスペースが制限される場合には、近隣の一時保育室への紹介の情報提供も重要である。広い年齢層の託児の実現のために、おむつ替えスペース、授乳室、飲食可能の親子休憩室、小学生用の自習室を設けるなどの配慮が必要である。託児に工夫した学術集会運営は、より多くの学会員の参加を可能にし、優秀な若い将来のある学会員の参加を促進し、医学・医療の進歩に貢献できる。(著者抄録) |
DOI | 10.24488/jtwmu.87.6_165 |
文献番号 | 2018121725 |