ニツタ マサユキ
Nitsuta Masayuki
新田 雅之 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 摘出術を中心とした転移性脳腫瘍の最新治療アルゴリズム |
掲載誌名 | 正式名:日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 ISSNコード:21869545 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 34(4),214-217頁 |
著者・共著者 | 村垣善浩†, 丸山隆志, 新田雅之, 田村徳子, 田村学, 林基弘, 川俣貴一 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 第29回日本内分泌外科学会総会 平成29年5月18日 神戸国際会議場
特別講演2 転移性腫瘍の治療 転移性脳腫瘍に関するランダム化試験の結果が発表され、転移巣が4個以下で最大径が3cm以上であれば摘出術を行い、残存病変があれば定位放射線治療を追加する方法が標準治療となった。これまで欧米標準治療が単発は摘出術+全脳照射であったので、単独治療で局所コントロールを目指す摘出術の役割はより増加した。手術目標が局所コントロールであり、周辺浮腫脳を薄皮つけ腫瘍に触れずに一塊摘出するのが原則である。また定位放射線治療の前向き試験の結果で、5~10個の転移巣患者へも治療適応が広がった。甲状腺癌からの転移性脳腫瘍は頻度が低く、転移病巣には有効な化学療法や内用療法はなく脳転移は摘出術や照射などで対応すべきとされる。まずはガイドラインを踏まえ、新エビデンスにより再構築された治療アルゴリズムを理解した上で、患者病態や各癌に応じた治療戦略を構築すべきと考える。 |