スズキ カズフミ
Suzuki Kazufumi
鈴木 一史 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 講師 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | CT perfusion検査のための中空糸ファントムの製作 |
掲載誌名 | 正式名:日本放射線技術学会雑誌 ISSNコード:03694305 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 73(2),128-132頁 |
著者・共著者 | 岡庭栄治† 橋本弘幸 鈴木一史* 飯村浩 須﨑真悟 阿部香代子 江島光弘 坂井修二 |
担当区分 | 責任著者 |
発行年月 | 2017/01 |
概要 | Computed tomography perfusion (CTP)は短時間に脳血流動態を評価できることから急性期脳梗塞などの迅速な画像診断に有用とされている.その一方で, CTP は以前から脳血流の評価に用いられていた Xenon CT や Positron emission tomography (PET), Single photon emission computed tomography (SPECT)などと比較して定量性の検証が遅れ,解析に用いる製品間・アルゴリズム間の差異も知られている.理論的真値の判明している CTP のファントムができれば,CTP 検査における撮影条件および注入手技の最適化の評価に利用できると考え,中空糸ファントムと X 線吸収体を組み合わせて独自の CTP 用の 模擬ファントムを作成した.このファントムは理論的 に cerebral blood flow (CBF),cerebral blood volume (CBV),mean transit time (MTT)の真値を算出できるため,CTP 解析の信頼性を評価することができる. 本稿は,脳血液灌流の CTP 検査の定量性を検討する ための透析用ダイアライザと X 線吸収体を用いたファントム制作のポイントと,定量値の算出についての理論を説明するものである. |
DOI | 10.6009/jjrt.2017_JSRT_73.2.128 |