イシヅカ ツトム   Ishidzuka Tsutomu
  石塚 敏
   所属   その他 その他
   職種   臨床検査副技師長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 腎移植におけるドナー特異的液性抗体検出の検討
掲載誌名 正式名:日本医学検査学会
ISSNコード:0915-8669
掲載区分国内
巻・号・頁 52(11),1327-1331頁
著者・共著者 石塚 敏, 石田 英樹, 古澤 美由紀, 安尾 美年子, 林 哲男, 新村 浩明, 田邊 一成, 東間 紘
発行年月 2003/11
概要 生体腎移植施行前の患者に対するリンパ球細胞障害試験(LCT)とflow cytometric crossmatch(FCXM)およびFlow panel reactive antibody(FlowPRA)の3検査法による液性抗体検出率について比較検討し,解析を行った.2000年3月~2003年1月までに生体腎移植を希望して来院した患者91症例を対象とした.91症例中LCT陰性,FCXM陰性は81例であり,LCT陽性,FCXM陽性は3例であった.さらにLCT陰性,FCXM陽性は7例であった.91症例中LCT陰性,FlowPRA陰性は67例,LCT陽性,FlowPRA陽性は3例であった.そしてLCT陰性,FlowPRA陽性は21例であった.91症例中FCXM陰性,FlowPRA陰性は62例,FCXM陽性,FlowPRA陽性は5例であり,FCXM陰性,FlowPRA陽性は19例であった.さらにFCXM陽性,FlowPRA陰性は5例であった.以上のことから,LCTとFCXMおよびFlowPRAを同時に検討することにより,ドナー特異的液性抗体およびドナー非特異的抗HLA抗体(前感作抗体)を的確に捉えることができると思われた
文献番号 2004112381