イシヅカ ツトム
Ishidzuka Tsutomu
石塚 敏 所属 その他 その他 職種 臨床検査副技師長 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Dimension Xpand-HM analyzerを用いたtacrolimus血中濃度測定 |
掲載誌名 | 正式名:医学と薬学 ISSNコード:0389-3898 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(2),241-247頁 |
著者・共著者 | 石塚 敏, 吉野 敏栄, 古澤 美由紀, 二ツ山 和也, 安尾 美年子, 田邉 一成, 寺岡 慧 |
発行年月 | 2008/02 |
概要 | 現在、国内ではMEIA法を導入している検査施設が大半であるが、迅速な測定結果報告が求められる現状において新しい測定法の開発が期待されてきた。Tacrolimus(Tac)血中濃度測定法の問題点は、全血を正確に前処理する必要性であり、用手法にて正確に全血をサンプリングする技術を習得した技師の育成であった。本研究では、このような問題点を解消した全血を正確に前処理する必要性のないDimension Xpand-HM analyzer(デイドベーリング)を用い新しく開発されたAffinity Chrome Mediated Immuno Assay(ACMIA)法によるTac血中濃度測定の基礎的検討を行った。本研究結果よりACMIA法はMEIA法、EMIT法およびELISA法と良好な相関結果が得られた。そして、日常検査における実効感度としては3.0ng/mL付近ではないかと考えられるが、ELISA法、MEIA法、EMIT法の実効感度と比較すると若干劣るため、臓器移植後の入院症例において有用であるが安定期の低濃度維持症例については他の測定方法も考慮すべきであると考えられる。しかし、今後ACMIA法を導入することにより迅速な測定結果報告が可能になると期待される。(著者抄録) |
文献番号 | 2008175070 |