イシヅカ ツトム
Ishidzuka Tsutomu
石塚 敏 所属 その他 その他 職種 臨床検査副技師長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腎臓移植患者の原疾患特異的HLA対立遺伝子頻度の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本医学検査学会 ISSNコード:0915-8669 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 63(2),173-180頁 |
著者・共著者 | 石田 悠梨, 石塚 敏, 安尾 美年子, 三浦 ひとみ, 岩藤 和宏, 中島 一朗, 渕之上 昌平 |
発行年月 | 2014/03 |
概要 | 本研究では、354症例の腎臓移植患者について原因疾患であったIgA腎症Immunoglobulin A nephropathy(IgAN)、インスリン非依存型糖尿病non-insulin-dependent diabetes mellitus(NIDDM)および腎生検を施行していない慢性糸球体腎炎chronic glomerulo nephritis(CGN)の3群についてHLAアリル頻度との関係を検討した。HLA対立遺伝子は、Polymerase Chain Reaction-reverse sequence specific oligonucleotide(PCR-rSSO)法にてHLA-A、B、DRB1遺伝子型を測定した。IgAN群のDRBI*04:05頻度は、ドナーのコントロール群と比較して(23.611%1 vs.15.395%、odd sratio(OR)=1.699、95%confidence interval(CI):0.404-0.856、p=0.010)HLAアリル頻度が高かった。NIDDN群のDRB1*04:05頻度は、ドナーのコントロール群と比較して(9.615%vs.15.395%、OR=0.585、95%CI:1.033-2.831、p=0.040)HLAアリル頻度が低かった。CGN群のDRB1*04:05頻度は、ドナーのコントロール群と比較して(22.1873%vs.15.395%、OR=0.638、95%CI:1.107-2.215、p=0.010)HLAアリル頻度が高かった。本研究において解析結果から慢性腎不全患者のHLAアリル頻度と原因疾患との関連性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2014204753 |