マルヤマ タカシ
MARUYAMA Takashi
丸山 隆志 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【光線力学治療の最先端】 最近保険収載された新しい臨床応用 光線力学的療法の悪性脳腫瘍への適応 |
掲載誌名 | 正式名:医学のあゆみ ISSNコード:00392359 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医歯薬出版 |
巻・号・頁 | 258(11),1036-1042頁 |
著者・共著者 | 村垣善浩†, 丸山隆志, 伊関 洋, |
発行年月 | 2016/09 |
概要 | 光線力学的療法は、腫瘍集積性の高い光感受性物質と特定の波長を有するレーザーを腫瘍に照射することによって、薬剤濃度が高い腫瘍細胞のみへの殺細胞効果を示す低侵襲の治療方法である。その機序は、一重項酸素の発生による腫瘍細胞への効果とともに栄養血管の閉塞が考えられている。遮光期間が長いポルフィリン多量体(porfimer:フォトフィリン)と比較し、臨床で使用しやすいクロリン骨格をもつtalaporphin(レザフィリン)は2003年、日本で早期肺癌を適応に承認された。悪性脳腫瘍への適応拡大をめざした日本初の医療機器に関する医師主導治験が2007年に開始され、希少疾患のため第II相単群での治験として、2施設27例が登録された。初発膠芽腫で1年生存率100%と生存期間中央値24.8ヵ月という治療成績で、2013年9月承認を受けた。市販後の臨床研究を行うとともに、効果検証のため比較試験を予定している。(著者抄録) |
文献番号 | 2016359227(医中誌) |