キタガワ カズオ   Kitagawa Kazuo
  北川 一夫
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤嘱託
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 抗凝固薬が症状の進行抑制に有用と考えられたアテローム血栓性脳梗塞の1例
掲載誌名 正式名:脳卒中
略  称:Jpn J Stroke
ISSNコード:09120726
掲載区分国内
巻・号・頁 37,446-451頁
著者・共著者 †樋口 瑛子, 内山 由美子, 飯嶋 睦, 北川 一夫
担当区分 最終著者
発行年月 2015/11
概要 症例は81歳男性。構音障害、左定方向性眼振、右上肢協調運動障害を呈し、右小脳半球、左後頭葉に急性期アテローム血栓性脳梗塞を認めた。頭部MRAで、頭蓋内血管はびまん性に壁不正、狭窄があり、特に椎骨脳底動脈で高度であった。アルガトロバン点滴に加えクロピドグレル、アスピリンを内服投与したが、アルガトロバン投与終了後、意識障害、右片麻痺、左下肢麻痺が出現、症状は急激に進行した。このためヘパリン持続投与を開始し、その後神経症状は安定した。本例のようにアテローム血栓性脳梗塞では、神経症状の増悪を抑止するため、急性期に、抗血小板療法に加え、抗凝固薬併用をすべき症例が存在すると考えられた。(著者抄録)
DOI 2016086229