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ヒロシマ ケンゾウ
HIROSHIMA Kenzou
廣島 健三 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 登録医 |
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| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 中枢気道狭窄を来しYステント留置後、化学放射線療法を施行した神経内分泌分化を示す大細胞肺癌の1例 |
| 掲載誌名 | 正式名:肺癌 ISSNコード:0386-9628 |
| 巻・号・頁 | 54(1),12-16頁 |
| 著者・共著者 | 塩田 広宣†, 安川 朋久, 千代 雅子, 由佐 俊和, 尾崎 大介, 廣島 健三 |
| 発行年月 | 2014/02 |
| 概要 | 背景.大細胞肺癌は通常末梢肺に発生し、気道狭窄を来すことは稀である。症例.65歳男性。増悪する咳嗽、呼吸困難を主訴に近医を受診した。胸部CTにてリンパ節#4Rの位置に6.3×5.8cm大の腫瘤を認め、気管への直接浸潤により気管分岐部直上は著明に狭窄していた。転院当日、窒息状態となり気管内挿管を行い人工呼吸器管理とした。翌日、全身麻酔下に硬性鏡にて腫瘍を部分切除後、Yステントを留置し、呼吸困難感は著明に改善した。病理診断は神経内分泌分化を示す大細胞癌で、遠隔臓器転移を認めず、cT4N2M0、stage IIIBと診断した。計60Gyの放射線治療とシスプラチンとエトポシドによる化学療法を4コース施行して腫瘍は縮小を認め、治療終了1年半後にYステントは抜去した。結語.中枢気道狭窄を来し、Yステント留置後に化学放射線療法が奏功した神経内分泌分化を示す大細胞肺癌の1例を経験したので、報告した。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2014195939 |