フルカワ トオル
Furukawa Tooru
古川 徹 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | IPMNの病理 |
掲載誌名 | 正式名:臨床消化器内科 ISSNコード:0911601X |
巻・号・頁 | 29(13),1667-1673頁 |
著者・共著者 | 古川徹 |
発行年月 | 2014/12 |
概要 | 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は膵管拡張を主徴とし,膵管内に粘液産生を示す乳頭状の腫瘍性上皮の増生を見る疾患である.上皮異型の程度,浸潤癌の有無により膵管内乳頭粘液性腺腫,非浸潤性膵管内乳頭粘液性腺癌,浸潤性膵管内乳頭粘液性腺癌に分けられ,また,腫瘍性上皮の特徴的な乳頭状構造より胃型,腸型,膵胆道型,好酸性細胞型に分けられる.これら異型度,亜型は臨床徴候とよく関連し,多様なIPMNを的確に診断することに有用である.IPMNに特異的な分子異常としてGNAS,RNF43変異が同定された.IPMN発生進展の分子機序を明らかにすることによりIPMNに特異的な分子診療が開発できる可能性がある |