イチハラ アツヒロ
ICHIHARA Atsuhiro
市原 淳弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 高血圧と糖尿病治療のUp to Date】 直接的レニン阻害薬(DRI)の可能性 |
掲載誌名 | 正式名:血圧 ISSNコード:13404598 |
出版社 | 先端医学社 |
巻・号・頁 | 20(1),39-42頁 |
著者・共著者 | 森本聡†*, 市原淳弘 |
発行年月 | 2013/01 |
概要 | 直接的レニン阻害薬(DRI)は他のレニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬と違い、RA系の最初のステップを触媒するレニンの活性を低下させる。さらに、レニンのみならず、(プロ)レニン受容体に結合したプロレニン活性の阻害や、(プロ)レニン受容体発現の抑制効果が報告され、糖尿病合併高血圧においては有効性が期待できる薬剤である。実際に基礎および臨床研究において心・腎保護効果が報告されている。ただし、腎機能障害を伴うハイリスクの糖尿病患者を対象としたALTITUDE試験ではACE阻害薬/ARBにアリスキレンを併用することによる有害事象出現により試験が中止となった。しかし、糖尿病におけるアリスキレンの投与意義が完全に否定されたわけではなく、同薬の有用性・安全性についての更なる検討が必要であると考えられる。(著者抄録) |