イシザキ スミコ
ISHIZAKI Sumiko
石﨑 純子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | PETで集積像を呈した色素性エクリン汗孔腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床皮膚科 ISSNコード:0021-4973 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 66(12),974-978頁 |
著者・共著者 | 林 裕嘉†, 小林 憲, 石崎 純子, 田中 勝*, 山田 泰史, 林 光俊, 町田 治彦, 藤林 真理子 |
発行年月 | 2012/11 |
概要 | 72歳,男性.初診約10年前より徐々に増大した左側腹部の結節.2011年7月呼吸不全で当院内科に入院し,当科を受診した.現症:左側腹部に28×25mm大,表面淡紅色調と黒褐色調の有茎性結節が存在した.ダーモスコピーでは淡紅色の背景に白色網目構造,一部多発性色素沈着がみられた.エクリン汗孔腫と診断し手術は後日としたが,呼吸不全の原因が肺癌と判明し,内科で各種画像検査が施行された.PET/CTで同結節に集積像を認め,皮膚転移が疑われ再度当科依頼,切除し組織学的に検討した.HE染色でcuticular cell,poroid cellからなる腫瘍であり,エクリン汗孔腫と診断した.FDG-PETは,FDGを使用し悪性腫瘍を判定する検査であるが,FDGは一部の皮膚良性腫瘍や炎症性疾患でも集積する.PETで集積像を呈しても,必ずしも悪性疾患でないことを認識する必要がある.(著者抄録) |
文献番号 | 2013011800 |