イイダ トモヒロ
Iida Tomohiro
飯田 知弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 3歳児健康診査で弱視を疑う自然瞳孔下の屈折値 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:1882-5176 |
巻・号・頁 | 5(6),533-537頁 |
著者・共著者 | 今泉 公宏†, 森 隆史*, 齋藤 かおり*, 根津 吉史*, 赤井田 あかね*, 丹治 弘子*, 橋本 禎子*, 八子 恵子*, 飯田 知弘* |
発行年月 | 2012/06 |
概要 | 目的:3歳児健診での屈折検査が弱視の発見に有用かを検討する。対象および方法:3歳児健診で発見され、1%アトロピン点眼による調節麻痺下屈折検査に基づき眼鏡処方を受けた遠視性不同視弱視18例と屈折異常弱視46例を対象に、健診時にレチノマックスで測定した自然瞳孔下屈折値を調査し、その値から要精査判定とする基準を設けられるかを検討した。結果:遠視性不同視弱視18例中17例は、等価球面屈折値の左右差が2D以上で、弱視眼が遠視に測定されていた。屈折異常弱視のうち等価球面屈折値が+4D以上であった43眼中38眼は遠視に測定されていたが、調節介入は8Dまで多様であった。円柱屈折値が2D以上であった44眼中40眼は1.5D以上に測定されていた。結論:レチノマックスでの測定では、等価球面屈折値の左右差が2D以上、かつ少なくとも一眼が遠視に測定されることが遠視性不同視弱視を、円柱屈折値が1.5D以上であることが乱視による屈折異常弱視を疑うための目安である。(著者抄録) |
文献番号 | 2012282278 |