イチハラ アツヒロ
ICHIHARA Atsuhiro
市原 淳弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 内分泌 基礎分野での進歩 (プロ)レニン受容体とV-ATPase |
掲載誌名 | 正式名:Annual Review糖尿病・代謝・内分泌 |
巻・号・頁 | 2012,176-180頁 |
著者・共著者 | 市原 淳弘† |
発行年月 | 2012/01 |
概要 | 最近の研究により(プロ)レニン受容体[(P)RR]はV-ATPaseの形成と機能に必須な分子として細胞生命維持に重要な生理的役割を果たすことが明らかになった.(P)RRのC末端側領域はATP6AP2とよばれており,液胞型プロトンATPase(V-ATPase)と局在をともにしていることが示されている.V-ATPaseはサブユニットから構成される複合タンパク水素イオン輸送体で,受容体を介したエンドサイトーシス,タンパクやシグナル分子の修飾,膜輸送,ライソソーム酵素の活性化など,内分泌細胞で観察される様々な基本的な細胞機能に関与している.さらに,細胞膜に存在する(P)RRの細胞外領域にWnt受容体複合体が結合すると,V-ATPaseが活性化することが報告され,レニン/プロレニンが結合できる(P)RRの細胞外領域情報が,ATP6AP2領域を介してV-ATPaseに伝わる可能性が強く示唆されている.(著者抄録) |
文献番号 | 2012102625 |