| ムラオカ ヒロユキ
            MURAOKA Hiroyuki 村岡 寛之 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 | |
| 論文種別 | 総説 | 
| 言語種別 | 日本語 | 
| 査読の有無 | 査読なし | 
| 表題 | 向精神薬と睡眠 | 
| 掲載誌名 | 正式名:精神科治療学 | 
| 巻・号・頁 | 27(8),1013-1019頁 | 
| 著者・共著者 | 村岡寛之, 稲田健, 石郷岡純 | 
| 発行年月 | 2012/08 | 
| 概要 | 睡眠障害への内服薬による薬物療法は、高齢になるにつれ使用頻度が高くなる傾向がある。ますます高齢化社会を迎える本邦において、睡眠障害を訴える患者を対応する場面も増えていくことが予想される。現在、睡眠障害の患者にベンゾジアゼピン系薬剤が用いられる場面が多い。その薬理作用としてはGABA受容体への作用により睡眠を促すものである。多くの臨床医が用いている一方で、適正使用という観点からは疑問が残る部分もあり、本邦ではベンゾジアゼピン系薬剤の多用の注意喚起がなされている。睡眠に影響を及ぼす薬剤としてはベンゾジアゼピン系薬剤以外には、一部の抗うつ薬や抗精神病薬が知られており、ヒスタミンやセロトニンなどに作用し睡眠をコントロールする。これらの薬剤は総称して向精神薬と呼ばれる。睡眠障害に対して用いられる向精神薬、ベンゾジアゼピン系薬剤、抗うつ薬、抗精神病薬などの薬理作用・特性を概説した。(著者抄録) |