マツモト エツコ
Matsumoto Etsuko
松本 悦子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Gastrointestinal stromal tumorに使用したイマチニブによる薬剤性肺炎の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本呼吸器学会雑誌 ISSNコード:1343-3490 |
巻・号・頁 | 45(7),577-581頁 |
著者・共著者 | 入谷栄一, 近藤光子, 兼村俊範, 原由香里, 多賀谷悦子, 玉置淳, 永井厚志 |
発行年月 | 2007/07 |
概要 | 症例は64歳女性。2005年8月小腸腫瘍に対し小腸部分切除術を施行しGastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断され、同年11月より術後化学療法としてイマチニブが開始された。2006年2月の胸部CTにて右下葉にわずかに網状影を認めた。同年4月頃より咳嗽、呼吸困難が出現し両側肺野に非区域性網状スリガラス影を認め、経過よりイマチニブによる薬剤性肺炎を疑い、入院後、気管支肺胞洗浄、経気管支的肺生検を行いプレドニゾロン30mg/日の内服を開始した。その後、自覚症状やレントゲン写真において陰影の改善を認めたためステロイドを漸減し経過は良好である。近年、イマチニブはPDGF受容体も阻害することから、間質性肺炎の治療への応用も期待されている。しかしながら、本症例のように薬剤起因性肺障害を引き起こす可能性もあり注意が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | 2007276981 |