マツモト エツコ
Matsumoto Etsuko
松本 悦子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 間質性肺疾患における気管支肺胞洗浄液中肥満細胞トリプターゼの臨床的意義 |
掲載誌名 | 正式名:日本呼吸器学会雑誌 ISSNコード:1343-3490 |
巻・号・頁 | 45(11),848-855頁 |
著者・共著者 | 河谷清実, 近藤光子, 玉置淳, 多賀谷悦子, 永井厚志 |
発行年月 | 2007/11 |
概要 | 肥満細胞トリプターゼは線維化と関連するが、間質性肺疾患での臨床的意義は十分明らかでない。今回、気管支肺胞洗浄液(BALF)トリプターゼを、活性型も検出可能なB12抗体(UniCAP法)で測定し、BALF細胞分画および臨床的背景因子(喫煙歴、血清LDH、KL-6、ACE、Hugh-Jones grade、画像所見、肺機能、生存率)との関連性を検討した。トリプターゼはサルコイドーシス7/38例、膠原病肺7/23例、特発性肺線維症(IPF)14/32例に検出した。トリプターゼ陽性群は陰性群に比較して、サルコイドーシスではBALFリンパ球比率やACEが高く、膠原病肺ではLDHが高く、IPFではBALFリンパ球比率とHugh-Jones gradeが高く、生存率も低下していた。BALFトリプターゼは間質性肺疾患の活動性や重症度を反映し、特にIPFでは予後不良因子となる可能性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2008059496 |