マツモト エツコ
Matsumoto Etsuko
松本 悦子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 超音波気管支鏡が診断に有用であった空洞形成型サルコイドーシスの1例 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:0040-9022 |
巻・号・頁 | 79(9-10),405-409頁 |
著者・共著者 | 出雲雄大, 多賀谷悦子, 入谷栄一, 兼村俊範, 玉置淳, 永井厚志 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2009/10 |
概要 | 症例は23歳男性.胸部CTにて多発空洞と肺門・縦隔リンパ節腫大を認め当院紹介となった.外来にて超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)を施行した.肺門・縦隔リンパ節の超音波画像ではリンパ節間に線状高エコーを認めリンパ節内の血流は屈曲蛇行のない直線状であった.EBUS-TNBAにて組織学的に多数の非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めた.気管支肺胞洗浄液では総細胞数とリンパ球の増加CD4/CD8の軽度上昇を認めた.気管支鏡検査の結果より感染症や悪性腫瘍の合併は否定的であり肺野の多発空洞はサルコイドーシスによるものと考えられた.EBUS-TBNAは安全に施行できリンパ節内部を詳細に観察することで疾患を推測することが可能であるため空洞を有するサルコイドーシスにおいても肺門・縦隔リンパ節腫大を認める場合は非常に有用な検査であると考えられた.(著者抄録) |
文献番号 | 2010053365 |