ナガイ トモヒト
NAGAI Tomohito
永井 智仁 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 21G穿刺針を用いた超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)が診断に有用であった鼻咽頭癌縦隔リンパ節転移の1例 |
掲載誌名 | 正式名:呼吸と循環 ISSNコード:0452-3458 |
巻・号・頁 | 59(7),731-735頁 |
著者・共著者 | 出雲雄大, 兼村俊範, 切士紗織, 宮本由香里, 奥出梓, 永井智仁, 玉置淳, 永井厚志 |
発行年月 | 2011/07 |
概要 | 患者は48歳,男性.41歳時に鼻咽頭癌に対して放射線治療施行.その後再発を認めず経過観察されていたが,2009年の胸部CTにて右#10リンパ節の腫大を指摘され,PETでは同部位以外に異常集積を認めず当科紹介.同部位で22G穿刺針と21G穿刺針にて超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)を施行.21Gで採取された組織は肉眼的に22G穿刺針で採取された組織よりも大きく,H-E染色では多数の大きな細胞集塊が採取されていた.22G穿刺針で得られた組織は細胞がまばらで変性が強く,免疫染色を行うも原発の診断は不能であったが,21G穿刺針で得られた組織では免疫染色による診断が可能であり,既往の鼻咽頭癌縦隔リンパ節転移と診断し放射線化学療法を施行した.病変部位や既往歴などを考慮し,適切な穿刺針を選択することがEBUS-TBNAによる診断には重要であると考えられた.(著者抄録) |
文献番号 | 2011267340 |