イシカワ モトナオ
Ishikawa Motonao
石川 元直 所属 看護専門学校 看護専門学校 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 高齢者の疾患と薬物治療 Rifampicinによる免疫学的薬剤性血小板減少をきたした一例 |
掲載誌名 | 正式名:薬理と治療 ISSNコード:0386-3603 |
巻・号・頁 | 36(8),698-701頁 |
著者・共著者 | 石川元直†, 田邊寿一, 毛利博, 村田興, 青木摩耶子, 鈴木里絵子, 小林千春, 浅井弘明, 栗田雅史 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2008/08 |
概要 | 症例は下腿点状出血を主訴とする62歳の女性で、2004年8月より2005年10月頃まで非結核性抗酸菌症の治療のためリファンピシン(RFP)を内服していたところ、11月4日に下腿の点状出血を認めた。突発性血小板減少性紫斑病(ITP)を疑い、プレドニゾロン(PSL)の投与を開始した。11月8日に口腔内、口唇及び舌に血腫の形成を見た。単純ヘルペス感染を原因とする急性ITPを疑い、γグロブリンの大量投与、メチルプレドニゾロン投与及びパルス療法を実施したところ、症状が改善した。その後11月26日と12月20日にRFP内服の再開によるITPの再発が認められ、いずれもPSLの投与により、症状の改善が得られた。以上より、RFPを原因とする薬剤性血小板減少症であると考えた。本症例報告より、ITPと薬剤性血小板減少症の鑑別診断の重要性が示された。長期に渡り服用する薬剤により血小板減少症が引き起こされることがあるため、詳細な病歴聴取が必要である。 |
文献番号 | 2009048050 |