ヨダ ケイコ
Yoda Keiko
余田 敬子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 類白血病反応を呈し難治性に経過した頸部膿瘍の一例 |
掲載誌名 | 正式名:日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 ISSNコード:0913-3976 |
巻・号・頁 | 29(1),67-70頁 |
著者・共著者 | 余田敬子†, 西田超, 金子富美恵, 須納瀬弘 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2011/05 |
概要 | 86歳男。頸部腫脹、疼痛を主訴とした。CT所見から頸部膿瘍が考えられたが、高度な貧血と著明な白血球数増加を伴い、腫脹部は板状硬で周囲との境界が不明瞭であったことから白血病や悪性腫瘍の可能性を考慮し、穿刺で排膿して内容液の培養同定、細胞診を行った。治療としてセフトリアキソン、プレドニゾロン、免疫グロブリン、濃厚赤血球輸血投与を行った。細胞診の結果は炎症変化のみで、細菌培養からStaphylococcus aureusを検出した。貧血と白血球数は順調に改善したが頸部の膿瘍は軽減せず、アンピシリン投与に変更した後、徐々に膿瘍は縮小した。末梢血中の幼若球は10日目まで認めたが、その後白血球数は正常化したため、貧血と類白血病反応を合併した頸部膿瘍と診断した。 |
文献番号 | 2011272262 |