オオタニ トモコ
Ootani Tomoko
大谷 智子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 非常勤嘱託 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ミルクアレルギーに対する乳清蛋白質分解乳単独哺育中に生じたビオチン欠乏症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本小児皮膚科学会雑誌 ISSNコード:0286-9608 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 30(3),193-196頁 |
著者・共著者 | 洲崎玲子, 石崎純子, 田中勝, 大谷智子, 鈴木葉子, 渡邊敏明 |
発行年月 | 2011/10 |
概要 | ミルクアレルギーに対する乳性蛋白質分解乳単独哺育中に生じたビオチン欠乏症の1例(8ヵ月女児)について報告した。本例は生後3ヵ月からミルクアレルゲン除去目的に乳性蛋白質分離乳のみで単独哺育中であったが、生後4ヵ月から肛門に紅斑が初発し、生後8ヵ月には眼囲、口囲にも紅斑が出現した。初診時、眼瞼、口囲、鼻腔周囲、陰股部にびらん、鱗屑を伴う湿潤した紅斑を認め、体幹四肢には小豆大から母指頭大の厚い鱗屑を付着する紅斑が散在的に多発していた。尿中3-ヒドロキシン吉草酸が高値で、ビオチン欠乏症と診断した。ビオチン2mg/日投与後、皮疹は著明改善した。現在、治療用ミルクはビオチン含有量が少なく、乳児への影響が懸念された。 |
文献番号 | 2012083995 |