イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 脳溝に注目した正常日本人脳MRI解析と臨床応用への試み |
掲載誌名 | 正式名:CI研究 ISSNコード:09187073 |
巻・号・頁 | 33(1),21-29頁 |
著者・共著者 | 田村学†, 上松 右ニ, 板倉 徹, 西林 宏起, 小倉 光博, Jean-Francois Mangin, Jean Regis, 村垣 善浩, 伊関 洋* |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2011/06 |
概要 | 健常脳50例(男女各25例、20歳代)を対象に、健常脳における3D-ボリュームMRI T1WI撮影を行い、脳回・脳溝の立体表示と脳溝の自動命名を試みた。また、ほぼ同部位に位置する全く異なる疾患の患者脳についても同様のMRI撮影を行い、脳溝解析を行った。全ての脳溝が自動解析された後、左脳の中心後溝(PoC)、中心溝(CS)、帯状溝縁部後方(Cing)の位置関係について形態学的評価を行った。自動解析ができなかった脳溝については命名の修正を加えたが、50名左脳の分析ではタイプA(38名)が最も多く、PoCはCS、Cingの後方に位置した。一方で、PoCがCSより後方であるCingよりも前方であるタイプB(8名)が続く、残る4名のタイプCについてはCSの後方に位置するPoCがCingと連続していた。以上のように、PoCやCS同定のさいに留意すべきCingとPoCの位置バリエーションが明らかにされた。健常脳の脳溝自動同定を行い、PoCに着目した形態学的解析で多様性が認められた。また、PoCに病変をもつ皮質形成異常脳と健常脳の比較を行い、皮質形成過程に注目すべき解析結果と、脳溝間のjunction形成を見いだした。 |
文献番号 | 2012307436(医中誌) |