イセキ ヒロシ   Iseki Hiroshi
  伊関 洋
   所属   医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください)
   職種   特任顧問
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 脳神経外科における遠隔手術に適する映像圧縮率とその品質に関する新たな評価法とその結果
掲載誌名 正式名:日本コンピュータ外科学会誌
略  称:JJSCAS
ISSNコード:13449486
巻・号・頁 11(2),75-80頁
著者・共著者 清水健太郎†, 村垣善浩, 中村亮一, 鈴木孝司, 伊関洋
発行年月 2009/07
概要 Abstract:脳神経外科における遠隔手術において何らかの判断を下すために最低限必要な映像圧縮率(ビットレート)について検討した。映像圧縮技術の国際標準の一つであるH.264で圧縮した神経外科手術の映像を用いて複数の脳外科医を対象に、評価に影響する因子を回避できる評価手法を導入して主観的評価実験を行った。その結果、遠隔手術において何らかの意思決定するためには、映像のビットレートは最低限384kbps必要であり、熟練医と研修医の評価差は、経験による解剖学的な知識の差から熟練医の方が映像のビットレートが低くても評価が良いことが判明した。更にオリジナル映像の品質が悪い場合、評価結果はピットレートの上昇と関連しなくなることも確認された。以上の結果は遠隔手術システムの構築上で重要な示唆であり、著者等の提案手法の有用性が示された。
DOI 10.5759/jscas.11.75
文献番号 2010112033