サカイ シユウジ
SAKAI Shiyuuji
坂井 修二 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 腫瘍FDG-PET/CTで特異な心筋異常集積パターンを示し、高度心筋虚血が明らかになった1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床核医学 ISSNコード:09125817 |
巻・号・頁 | 44(1),2-4頁 |
著者・共著者 | 宮田 陽子†, 百瀬 満, 近藤 千里, 坂井 修二 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2011/01 |
概要 | 66歳男。2型糖尿病、高血圧、高脂血症の治療中であったが心疾患の既往はなく、3年前にS状結腸癌、肝転移に対する低位前方切除術を施行し、肝部分切除術後の再発、転移検索のため全身FDG-PET/CTを行った。再発、転移を疑うFDGの異常集積は認めないが心尖部に限局したFDG集積を認め、体軸断面像で正常心筋例とは異なり、心尖部からやや中隔にFDGの取り込みを認め、FDG%uptakeも心尖部で最も高くなっていた。正常心筋における空腹時FDG集積は中隔から心尖部にかけて集積が低下し、心基部、側壁の集積が高度であった。運動負荷シンチグラフィでFDG集積の増加部位と負荷による虚血部位のほぼ一致により前下行枝を含めた多枝病変を疑い、冠動脈造影より右冠動脈、左主幹部、前下行枝、回旋枝に狭窄を認め、冠動脈バイパス術を施行した。 |
文献番号 | 2011113748 /医中誌Web |