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 足立医療センター 検査科
概要 Keywords 当該年度の研究費受入状況
教授・准教授・講師・助手の公的役職 教授・准教授・講師・助手の学会・研究会の役員 受賞学術賞
社会における活動 学術雑誌 学会発表


教授:
   加藤 博之
准教授:
   坂本 輝彦
助教:
   大塚 洋子
   木原 貴美子
   下嶋 理恵子
   角田 千尋
   渡邊 清
■ 概要
最新の臨床、研究の実践
1)大腸腫瘍に対する内視鏡的診断と治療。先進医療として行った大腸ESDは、全国でも限られた施設のみで、本学では当科だけであった。最新機器を使用し、診断能力も高い。
2)カプセル内視鏡(CE)に関する臨床および研究。CE導入後数年が経過したが、これまで診断がつかなかったり、治療に難渋していた例の手助けとなっており、地域病院からの紹介も増えてきている。
3)大腸内視鏡検査(CS)の前処置、挿入法に関する研究。CSは、多くの施設で行われているものの、いまだに前処置や挿入が容易とは言い難い。患者さんにとっていかに苦痛なく、しかも正確な検査ができるように工夫を重ねている。
4)髄液細胞の自動分析に関する研究。
5)細菌自動分析に関する研究。
当科の特徴
病院中央検査部門として、検体検査、生理検査、内視鏡検査および治療(光学診療部)を統括している。臨床検査専門医2名、消化器内視鏡専門医4名を含む医師と臨床検査技師により、臨床検査医学教育、臨床検査の精度管理、各種超音波検査消化器内視鏡検査および治療までを行っている。
迅速で正確な検査を通じて東医療センターの臨床を支援していると同時に、消化器内視鏡治療を含む消化器疾患関連の診療も行っている日本でも数少ない部署である。
当科独自の教育システムの確立
初期研修医の教育では、2年次に臨床検査医学と消化器内視鏡医学を学ぶことができる。
後期研修医の教育では、2018年度より、基幹施設として臨床検査専門医のカリキュラムが始まる予定である。3年間のカリキュラムで試験に合格すると臨床検査専門医の称号が得られる。
臨床検査技師にj関する教育は、若テ技師のローテーション研修の必要性から、当科独自の教育システムの構築し、2011年より実施している。(当システムについては第58回日本臨床検査医学会総会にて発表した)
臨床検査科としての取り組み
1)当科は、光学診療部門(内視鏡、超音波)と、臨床検査部門(細菌検査、一般検査、生理検査、生化学検査)に大別されるが、他施設の多くでは2部門が独立しているのに対し、当科では1つの診療部として密接に連携しているという特徴がある。臨床検査科として、2部門を関連づけた題材を研究テーマにしている。
2)本年度から、精度管理委員会を立ち上げた。院内検査において、特に重要性の高いと考えられる異常データについては速やかに臨床へ連絡し、連携を図るよう努めている。
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■ Keywords
臨床検査医学 消化器内視鏡 大腸ESD 精度管理
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.  栄研化学株式会社研究費助成
 研究課題:便中炎症マーカーと大腸疾患の病態に関する研究  (研究代表者:加藤博之)
 研究補助金:500,000円  (代表)
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■ 教授・准教授・講師・助教の公的役職
1.  加藤博之 :NPO法人女性を大腸癌から守る会最高顧問 有壬会学術奨励賞審査委員
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■ 教授・准教授・講師・助教の学会・研究会の役員
1.  加藤博之 :日本大腸肛門病学会評議員 日本臨床検査医学会評議員 日本消化器内視鏡学会関東地方会評議員
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■ 受賞学術賞
1.  加藤博之 日本臨床検査医学会,日本臨床化学学会連合大会奨励賞受賞
2.  加藤博之 東京女子医科大学医師会賞受賞
3.  加藤博之 東京外科系臨床研究会優秀研究賞受賞
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■ 社会における活動
1.  加藤博之 座長 第3回城東内視鏡・臨床検査フォーラム 2016.10.28 東京
2.  加藤博之 特別講演 「大腸ESDと地域連携」 荒川足立内視鏡臨床検査フォーラム2017.2.8 東京
3.  岩田好隆 症例報告 「胆嚢腫瘍症例」 荒川足立内視鏡臨床検査フォーラム2017.2.8 東京
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 0 1 8 0 0 4  0 0 0 0  1 22  2 0  0 0
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■ 学術雑誌
原著
1. Kato Hiroyuki, Yamada Rieko:  Accuracy of CT Colonography for Detection of Polypoid and Nonpolypoid Neoplasia by Gastroenterologists and Radiologists: A Nationwide Multicenter Study in Japan.  The American journal of gastroenterology  112 :163-171 , 2017.1   DOI:10.1038
2. 横溝肇,吉松和彦, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 山田泰史, 松本敦夫, 藤本崇司, 碓井健文, 山口健太郎, 塩沢俊一, 島川武, 勝部隆男, 加藤博之, 成高義彦*:  大腸癌腹膜播種性転移例に対する治癒切除の意義と限界.  癌と化学療法  43 (12) :1446-1448 , 2016.11
3. 吉松和彦, 横溝肇, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 佐川まさの, 松本敦夫, 藤本崇司, 浅香晋一, 碓井健文, 山口健太郎, 塩沢俊一, 島川武, 勝部隆男, 加藤博之, 成高義彦*:  80歳以上の高齢者大腸癌治癒切除症例における術前prognostic nutritional indexの意義.  癌と化学療法  43 (12) :1529-1531 , 2016.11 Link
4. 横溝肇, 吉松和彦, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 山田泰史, 松本敦夫, 藤本崇司, 碓井健文, 山口健太郎, 塩沢俊一, 島川武, 勝部隆男, 加藤博之, 成高義彦*:  大腸癌における血清p53抗体測定の臨床的意義.  癌と化学療法  43 (10) :1301-1303 , 2016.10
5. Furuichi Yoshihiro, Imai Yasuharu, Miyata Yuki, Sugimoto Katsutoshi, Sano Takatomo, Taira Junichi, Kojima Mayumi, Kobayashi Yoshiyuki, Nakamura Ikuo, Moriyasu Fuminori:  Branched-chain amino acid-enriched nutrient increases blood platelet count in patients after endoscopic injection sclerotherapy.  Hepatology research : the official journal of the Japan Society of Hepatology  46 (11) :1129-1136 , 2016.10   DOI:10.1111/hepr.12668
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症例報告
1. 吉松和彦, 横溝肇, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐竹昌也, 山田泰史, 塩沢俊一, 島川武, 勝部隆男, 遠藤俊吾, 加藤博之, 成高義彦*:  low dose LV/5-FU療法による補助化学療法を長期間施行し術後10年後に再発したStage IV大腸癌の1例.  癌と化学療法  43 (10) :1256-1258 , 2016.10
2. 山田泰史, 横溝肇, 中山真緒, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 塩沢俊一, 吉松和彦, 加藤博之, 成高義彦:  繰り返す直腸癌術後遅発性大腸壊死の1例.  日本大腸肛門病学会雑誌  69 (8) :430-435 , 2016.8
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■ 学会発表
1. ◎Hiroyuki Kato, Rieko Yamada, Teruhiko Sakamoto, Hiroko Otsuka, Kimiko Kihara, Kiyo Watanabe: Endoscopic treatment for colorectal carcinoma and precancerous lesions: especially efficacy of endoscopic submucosal dissection (ESD).  13th Bolivia-Japan international symposium of gastroenterology,  Santa Cruz, Bolivia,  2016/11
2. Teruhiko SAKAMOTO,Hiroyuki KATO,Hiroko OTUKA, Kimiko KIHARA: Examination of the gastric carcinomas diagnosed by two or more gastroscopy.  APDW 2016,  Kobe,  2016/11
3. ◎佐川まさの, 横溝肇, 吉松和彦, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 山田泰史, 碓井健文, 山口健太郎, 塩沢俊一, 島川武, 勝部隆男, 加藤博之, 成高義彦: シンポジウム09 がん患者の適切な栄養評価
大腸癌手術におけるsurgical site infection (SSI)発生の危険因子と予後との関連.  第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会,  岡山,  2017/02
4. ◎横溝肇, 矢野有紀, 岡山幸代, 佐久間晶子, 佐竹昌也, 山田泰史, 吉松和彦, 加藤博之, 成高義彦: 示説III-8 直腸癌に対する手術の工夫:より安全に手術を行うために
直腸癌術後の縫合不全予防対策としての経肛門ドレーン挿入の有用性.  第86回大腸癌研究会,  岩手,  2017/01
5. ◎林桃子, 坂本輝彦,大塚洋子, 木原貴美子, 岡部ゆう子, 島川武, 成高義彦, 加藤博之: 直腸癌による低栄養状態に合併した壊死性食道癌の1例.  第103回 日本消化器内視鏡学会関東支部例会,  東京,  2016/12
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  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者