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 足立医療センター 麻酔科
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
学会発表


教授:
   小森 万希子
准教授:
   小髙 光晴
   西山 圭子
講師:
   市川 順子
助教:
   安藤 一義
   市村 建人
   金子 吾朗
   森 哲
■ 概要
診療
手術時麻酔症例は、年間約3300例で他科の医師や看護師、臨床工学士、その他のスタッフと協力して、術前・術中・術後と一貫して管理している。ICUでは約700例/年の集中治療管理を行っている。重症患者の術後呼吸循環管理、侵襲の大きい手術(心臓血管外科手術、肺外科手術、食道手術、肝臓手術、脳外科手術など)の術後呼吸循環管理、急性呼吸不全、循環不全、脳血管障害の急性期の集中治療を集中治療専門医および専任の臨床工学士が行っている。ペインクリニック治療は約240例/月である。ペインクリニック専門医が、専従し、外来治療を行っている。
教育
手術麻酔では安全な麻酔管理の指導を行い、ICUでは最新の人工呼吸器モードを駆使して臨床データを解析し、呼吸不全の治療に貢献している。ペインクリニックでは神経ブロックを基本に難治性疼痛に対する脊髄刺激電極など多種類の治療を行い、高い治療成績を維持している。
後期臨床研修医に対しては、多くの麻酔症例、重症全身管理を経験させ、学会発表および論文作成指導も行っている。また、他科の医師の短期研修も積極的に受け入れ、臨床医に必要な全身管理や救急蘇生の指導を行っている。
主要教育活動
(1)テュートリアル教育
(2)学生臨床実習における麻酔管理の実習、救急蘇生の講習。
(3)学生の講義
(4)卒後教育
(5)看護学校の麻酔講義
研究
主要研究分野
(1)急性肺傷害の肺保護療法による改善機序の研究
(2)ショック治療の基礎的研究
(3)生体侵襲時の微小循環動態に関する評価
(4)血管成長因子を用いた創傷治癒に対する血管新生の速度
(5)疼痛時の組織血流量
(6)種々の麻酔薬における脳波の研究
(7)エコーガイド下神経ブロックの麻酔および術後鎮痛効果
(8)心臓血管外科手術における血液凝固評価装置を用いた術中の血液凝固制御
(9)静脈麻酔薬の薬物動態学
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■ 当該年度の研究費受入状況
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 4 0 2 1 0 0  0 0 0 0  10 6  5 1  0 5
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■ 学術雑誌
原著
1. 市川順子、鮫島由梨子、市村健人、小高光晴、西山圭子、小森万希子:  トロンボモジュリンの組織プラスミノゲン活性化因子による線溶亢進に対する調節作用.  日本血栓止血学会誌  27 (1) :70-75 , 2016.1
2. Makiko Komori, Keiko Nishiyama, Junko Ichikawa, Mitsuharu Kodaka:  Relations between Preoperative Glycated Albumin Levels and Co-morbidity in Patients Undergoing Surgery.  Journal of Japanese College of Surgeons  40 (4) :656-662 , 2015.8
3. 上嶋 浩順, 有山 淳, 北村 晶:  周術期の観血的動脈圧ラインの固定に"Sorba View SHIELD"は有効である.  麻酔  64 (7) :772-774 , 2015.7
総説及び解説
1. 小森万希子:  感染性播種性血管内凝固症候群と微小循環、グリコカリックスの関与.  臨床麻酔  40 (2) :153-160 , 2016.2
2. 小高光晴:  第3回 Thromboelastometry.  Thrombosis medicine  5 (4) :336-341 , 2015.12
症例報告
1. 岡村圭子、市川順子、小高光晴、金子吾朗、大野まり子、小森万希子:  開心術の止血に大容量の新鮮凍結血漿を要し、術後肺障害をきたした1症例.  日本臨床麻酔学会誌  36 (3) :297-304 , 2016.3
その他
1. 小森万希子:  継続就労を学ぶ:世界の輝く女性から.医学生、研修医をサポートするための会から.  ペインクリニック  36 (11) :1421 , 2015.11
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■ 学会発表
1. Yoriko Sone, M.D., Makiko Komori, M.D., Keiko Nishiyama, M.D., Junko Ichikawa, M.D., Mitsuharu Kodaka, M.D., Yasuko Tomizawa, M.D.: Effects of 6% Hydroxyethyl Starch 130/0.4 on Carbon Dioxide Gap and Peripheral Microcirculation in Hemorrhagic Shock.  ASA Annual Meeting American Society of Anesthesiologists,  San Diego, CA, USA,  2015/10
2. Junko Ichikawa, M.D.1, Ichiro Koshino, Ph.D.2, Kazuyoshi Ando, M.D.3, Mitsuharu Kodaka, M.D.4, Makiko Komori, M.D.3.: Transfusion of Stored Allogeneic Blood Decreased Deformability, Increased Density and Miniaturized Erythrocytes During Cardiac Surgery.  ASA Annual Meeting American Society of Anesthesiologists,  San Diego, CA, USA,  2015/10
3. Kazuyoshi Ando, Junko Ichikawa, Tetsu Mori, Takahito Marubuchi, Makiko Komori: A Case of Progressive Hyperlactatcemia, Circulatory Collapse, and Coagulopathies During Complex Cardiac Surgery With Prolonged Cardiopulmonary Bypass Duration.  ASA Annual Meeting American Society of Anesthesiologists,  San Diego, CA, USA,  2015/10
4. Ichikawa J, Kodaka M, Komori M: Thromboelastometry-guided administration of fresh frozen plasma during cardiopulmonary surgery is associated with decreased perioperative allogenic blood transfusion and postoperative blood loss.  Euroanaesthesia,  Berlin, Germany,  2015/05
5. Kaneko G., Kodaka M., Ichikawa J., Komori M.: Perioperative extem and fibtem measured by rotem for prediction haemorrhage volume during caesarean sections.  Euroanaesthesia,  Berlin, Germany,  2015/05
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 :筆頭者
◎:発表者