<<< 前 2015年度 2016年度 2017年度
 呼吸器外科
 
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
学会発表


教授:
   神崎 正人
准教授:
   村杉 雅秀
講師:
   井坂 珠子
   小山 邦広
助教:
   青島 宏枝
   吉川 拓磨
   坂本 圭
   前田 英之
   松本 卓子
   宮野 裕
   葭矢 健仁
■ 概要
2012年度講座概要
当科における年間手術症例数は約390例.内訳は原発性肺癌120例、転移性肺腫瘍50例、良性肺腫瘍20例、縦隔腫瘍40例、気胸・肺嚢胞70例、膿胸20例、その他に重症筋無力症、漏斗胸、心大血管疾患を含め80例である。7割の手術を胸腔鏡下に行っている。
下記の項目を中心に据え、研究を行っている。
早期末梢肺癌に対する治療:未確診の小型肺腫瘍に対して、術中迅速病理診断により早期診断し,病理診断結果に基づき、適切な術式の決定を行い治療している。術前画像所見により、腫瘤が比較的肺門部近くに存在している場合、組織診断の確定している小型肺癌に対する術式としては、肺の区域、亜区域切除で対応しなければならないが、区域、多亜区域レベルでは、肺血管、気管支の分岐は多様である。胸腔鏡が主体となった呼吸器外科手術では、腫瘍の遺残をなくし、出血などの術中合併症を回避し、安全・確実な手術を遂行するために、手術前 の肺三次元的解剖を明らかにする必要性が高まっている。我々は、CTからポリゴンを作成するソフト(CTTRY)を開発し、肺の解剖を忠実に再現するシステムを導入してきた。上記ソフトにより、術前に肺門の解剖を完全に把握後、胸腔鏡下に、短時間で、侵襲をより少ない形で、区域・亜区域切除を施行している。
間質性肺炎合併肺癌に対する対応:肺癌術後間質性肺炎の急性増悪は致死的術後合併症となる場合があり、2001年より、prospective studyとして呼吸器内科と共同で、既往歴、CT、肺機能、血液検査などから、1000例以上の全肺癌症例において、術後間質性肺炎急性増悪する可能性のある症例を術前にフィルタリング(全症例の約5%)をしており、それらの症例に対して、予防的酵素阻害剤投与、及び、厳重な周術期管理により急性増悪の早期発見、迅速な治療など集学的に対応している。5%以外のフィルタリングから逸脱した症例に間質性肺炎急性増悪による死亡例はなく、また、5%の症例の中には死亡例を認めるが明らかに2001年以前の間質性肺炎急性増悪症例と比較すると、死亡率は3%から0.4%と著明に減少している。
手術後の気管支瘻、肺瘻に対する人工材料、生体材料、再生医療の応用:肺切除時の葉間、区域間、亜区域間の処理に様々な人工材料、生体材料が現在使用されある程度の成績は残しているが、各材料の生体反応性、術後中長期の問題点など改善すべき点も多い。これらの問題を解決すべく、新しい素材として細胞シートの研究を行っている。そして、細胞シートによる肺の再生を実現するための再生医療を目的とした研究も合わせておこなっている。
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 0 0 0 1 1 0  0 0 0 0  9 5  0 0  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. Oyama Kunihiro, Kanzaki Masato*, Kondo Mitsuko, Maeda Hideyuki, Sakamoto Kei, Isaka Tamami, Tamaoki Jun, Onuki Takamasa:  Early Detection of the Acute Exacerbation of Interstitial Pneumonia after the Surgical Resection of Lung Cancer by Planned Chest Computed Tomography.  The Korean journal of thoracic and cardiovascular surgery  50 (3) :177-183 , 2017.6
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. ◎小林文, 有村健, 鳥山碧, 原裕子, 清水悠里, 坂本圭, 武山廉, 多賀谷悦子, 近藤光子, 長嶋洋治, 神崎正人, 玉置淳: EGFR遺伝子変異陽性の肺腺癌stage4症例に対してサルベージ手術を施工した1例.  第225回日本呼吸器学会関東地方会,  東京,  2017/07
2. ◎厚美慶英, 有村健, 本多奈穂子, 鳥山碧, 花輪智秀, 原裕子, 佐藤昭寿, 武山廉, 松本悦子, 近藤光子, 神崎正人, 玉置淳: 進行性非小細胞肺癌に対するre-biopsyの有効性と安全性の検討.  第40回日本呼吸器内視鏡学会学術集会,  長崎,  2017/06
3. 井坂珠子、神崎正人、荻原哲、片桐さやか、前田英之、坂本圭、宮野裕、 松本卓子、小山邦広、村杉雅秀、大貫恭正: トレンド機能搭載、メラサキュ-ム使用症例の検討.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
4. 笠置康、笠置真知子、神崎正人、小山邦広: ウェアラブルカメラを用いた漏斗胸に対する筋層下Nuss 法の伝承(教育方法).  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
5. 光星翔太、松本卓子、宮野裕、神崎正人: 胸腔鏡下胸膜生検により結核性胸膜炎と診断された症例の検討.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
6. 坂本圭、神崎正人、荻原哲、片桐さやか、前田英之、松本卓子、井坂珠子、小山邦広、村杉雅秀: 赤外線サーモグラフィカメラを用いた肺区域間面同定法.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
7. 前田英之、神崎正人、荻原哲、片桐さやか、坂本圭、松本卓子、井坂珠子、小山邦広、村杉雅秀: 絨毛癌肺転移に対して胸腔鏡下肺切除を施行した8症例の検討.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
8. 荻原哲、片桐さやか、坂本圭、前田英之、井坂珠子、松本卓子、小山邦広、村杉雅秀、神崎正人: 外科的切除において確定診断を得た肺クリプトコッカス症6例の検討.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
9. 宮野裕、神崎正人、光星翔太、 松本卓子、大貫恭正: 喀血に対するプラチナコイルを使用した動脈塞栓術の短期、長期の有効性.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
10. 松本卓子、井坂珠子、荻原哲、片桐さやか、坂本圭、前田英之、小山邦広、村杉雅秀、神崎正人: 当科における女性呼吸器外科医の就労支援、キャリア形成支援.  第34回 日本呼吸器外科学会総会,  福岡、日本,  2017/05
全件表示(14件)
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者