マルヤマ タカシ   MARUYAMA Takashi
  丸山 隆志
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 優位半球視床グリオーマ摘出後に生じた特徴的な神経症状に対する神経解剖的見地からの考察
会議名 日本脳神経外科学会第77回学術総会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎桃﨑宣彦, 丸山隆志, 新田雅之, 齋藤太一, 都築俊介, 寺島華江, 渡辺柚香, 村垣善浩, 川俣貴一
発表年月日 2018/10/10
開催地
(都市, 国名)
仙台市
学会抄録 30 
日本脳神経外科学会第77回学術総会 プログラム・抄録集 30
概要 デジタルポスター 38
グリオーマ:症例報告 1
【目的】優位半球視床に主座する神経膠腫の手術では、視床を取り巻く様々な神経機能障害を生じる可能性がある。今回、特徴的な臨床経過を呈した症例を経験したため報告を行う。【症例】 46 歳男性、右半身感覚障害、反側の失認にて発症。頭頂葉皮質経由による腫瘍摘出を行い退形成性星細胞腫、IDH-wt との診断にて放射線化学療法が実施された。術後より上肢を主とした不全麻痺および単語の復唱可能な失読を主とした感覚性失語を主体とする混合性失語を呈した。後療法期間中のリハビリテーションにより、不全麻痺は 4/5MMT まで改善したものの、視覚を主体とした空間認識障害による失読症状に集約された。【考察】視床失語は、一般的には自発性の低下、声量の低下、呼称障害、錯誤、保続といった症状をきたし、復唱、音読は保たれていることが多いとされる。本症例では頭頂葉経路から生じる空間認識能、視覚野からの視床への入出力路、および深部知覚に関与する体性感覚路による症状が生じたと考えられた。ただし、早期のリハビリテーションの介入により初期治療終了時には独歩可能、会話可能なレベルまでの改善に至った。時系列による症状の回復過程および術前後の画像の検討を行い、一症例ではあるが稀少な病態であるため報告を行う。