オオツボ テンペイ   Tempei Otsubo
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
招待の有無 招待あり
表題 うつ病およびうつ状態に対するfluvoxamineとnortriptylineの有効性・安全性比較試験 single-blind
掲載誌名 正式名:厚生労働省精神・神経疾患研究委託費総括研究報告書 感情障害の薬物治療ガイドライン作成とその実証的研究
掲載区分国内
出版社 厚生労働省精神・神経疾患研究班
巻・号・頁 平成13年度,7-10頁
著者・共著者 大坪 天平, 秋元 洋一, 山田 浩樹, 幸田 るみ子, 巽 雅彦, 田中 克俊, 中込 和幸, 上島 国利
発行年月 2002/03
概要 選択的セロトニン再取り込み阻害薬であるfluvoxamineと,ノルアドレナリン系三環系抗鬱薬であるnortriptylineの外来鬱病患者に対する有用性・安全性を比較検討した.対象は74例で,fluvoxamine(FL)群36例,nortriptyline(NR)群38例に振り分けた.ハミルトン抑鬱評価尺度(HAM-D)得点が8週以内に半減した率(反応率)は,intention-to-treat(I.T.T.)解析でFL群が55.6%,NR群が57.9%であった.HAM-Dが7点以下となった率(緩解率)はI.T.T.解析でFL群38.9%,NR群26.3%であった.副作用は,構音障害がFL群13.9%,NR群36.8%,立ちくらみがFL群13.9%,NR群42.1%の発生率であった.又,心拍数の増加率がNR群で有意に高かった.これらより,外来鬱病患者に対し両剤は有効性においてほぼ同等であり,安全性においてはfluvoxamineがやや優っていると考えられた
文献番号 2003025745