オオツボ テンペイ   Tempei Otsubo
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 健常者におけるデキサメタゾン・CRH負荷試験 日本人におけるデキサメタゾン適正用量の検討
掲載誌名 正式名:脳と精神の医学
ISSNコード:09157328/1884779X
掲載区分国内
出版社 日本生物学的精神医学会
巻・号・頁 18(2),149-155頁
著者・共著者 尾鷲 登志美, 大坪 天平, 大嶋 明彦, 三村 將, 中込 和幸, 樋口 輝彦, 上島 国利
発行年月 2007/06
概要 健常者を対象にデキサメンタゾン(DEX)1.0mgと1.5mg投与下でDEX/CRH試験を実施する無作為化crossover比較試験を実施した。その結果、DEX1.0mgおよび1.5mgの間で、CRH負荷試験後のACTHおよびcortisol反応に有意差を認めなかった。両用量時とも対象の30.8%にCRH投与後に顔面のほてりなど一過性副作用を認めた。副作用を認めた群ではDEX1.0mg投与下のCRHに対するcortisol反応が、副作用を認めなかった群よりも有意に亢進していた。DEX1.5mg投与時では、このような有意差は認めなかった。DEX1.0mg投与時には女性が男性よりもCRH負荷試験に対するcortisol反応有意に亢進していたが、DEX1.5mg投与時には有意差を認めなかった。以上より、DEX1.5mgの方が副作用および性差の影響を受けにくく、日本人を対象としたDEX/CRH試験での1.5mgのDEXを使用するのが適切と考えた。
文献番号 2007337987