オオツボ テンペイ   Tempei Otsubo
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【難治性うつ病をどう克服するか】治療抵抗性うつ病と薬物療法
掲載誌名 正式名:臨床精神薬理
ISSNコード:13433474
掲載区分国内
出版社 (株)星和書店
巻・号・頁 12(5),825-830頁
著者・共著者 熊田 貴之, 大坪 天平
発行年月 2009/05
概要 ストレス社会において、うつ病患者は増加の一途を辿っている。うつ病患者における自殺問題が社会現象として持ち上げられる中、適切な治療を行っても改善が得られない患者を目の当たりにする。それらは、治療抵抗性うつ病と呼ばれ、患者全体の約1/4~1/3に上ると想定される。うつ病の治療には、精神療法を始めとして、抗うつ薬を中心とした薬物療法、電気けいれん療法、経頭蓋磁気刺激療法などの多くの治療法が存在する。中でも、1957年にimipramineがうつ病治療に用いられてから、抗うつ薬を中心とした薬物療法が主軸となっている。次々に新しい抗うつ薬が開発され、臨床応用されているが、抗うつ薬の治療効果には限界があるため、様々な工夫がなされている。本稿では、治療抵抗性うつ病に対する薬物治療戦略として、臨床精神薬理学的な考察を含めて併用・切り替え・増強療法について概説する。(著者抄録)
文献番号 2009184102