オオツボ テンペイ   Tempei Otsubo
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【くすりの副作用のすべて】病態からみたくすりの副作用 悪性症候群(神経遮断薬悪性症候群) その早期診断と治療
掲載誌名 正式名:医学のあゆみ
ISSNコード:00392359
掲載区分国内
出版社 医歯薬出版(株)
巻・号・頁 251(9),789-793頁
著者・共著者 大坪 天平
発行年月 2014/11
概要 向精神薬(とくに抗精神病薬)を服用中に高熱、錐体外路症状、意識障害、自律神経症状を起こすことがあり、悪性症候群(神経遮断薬悪性症候群;NMS)とよばれる。NMSの多くは急激な症状の変化を示し、放置すると重篤な転帰をとることもあるため、迅速な対応が必要となる。向精神薬(とくに抗精神病薬)の開始時、増量、変更、中止時に起こりやすいため、医師はつねにNMS発症の可能性を考慮する必要がある。まず、早期発見が肝要であるが、臨床症状、検査所見からNMSを疑われた場合、原因医薬品を中止する。同時に、循環器・呼吸機能をモニタリングしながら全身管理を行う。また、必要に応じて体液・電解質の補正を行う。薬物療法はダントロレンナトリウムが第一選択であり適応があるが、ブロモクリプチン(適応外)などとの併用が効果的である場合もある。(著者抄録)
文献番号 2015046391